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1942年の開館以来、自然生態と芸術文化の観賞ができる総合博物施設として親しまれてきた東京都井の頭自然文化園は、武蔵野の面
影を残す雑木林の中にある。その広さは11万u。動物園、植物園、熱帯鳥温室、彫刻園などがあり、200種類以上の動物たちが飼育されている。園の名物といえる存在が、アジアゾウのはな子。戦後最初に来日したゾウで、飼育期間は50年を超える。高齢で歯が1本しか残っていないため、エサは細かく切ったものを与えているが、リンゴやバナナ、青草などを毎日約
100kgも食べる。体重が3tもある大きな体を見て、子どもたちはびっくり。人気者のおばあさんゾウのはな子に、ぜひ会いにいこう。 |